展示紹介
展示紹介
本物の南極の氷にさわれる
南極で採取された“本物の氷”に実際に手を伸ばせる、特別な体験エリア。
手に伝わる冷たさ、透明度、細かな気泡の入り方…。
何千年・何万年も前に降った雪にいま自分が触れているという不思議な感覚は、ほかでは味わえません。
深層アイスコア展示
南極の氷床の深部から採取されたアイスコアを、間近で観察できる特別展示です。
アイスコアは、国立極地研究所の低温室で厳重に保管される貴重なサンプルで、一般公開されること自体が非常にまれです。
透明な氷の内部には、積雪当時(数万年前)の空気や気温、降水など、地球環境の変化の痕跡などがそのまま閉じこめられており、地球の気候変動を読み解く“タイムカプセル”として扱われています。
本展では実際に掘削に使用されたドリルや、南極で採集されたアイスコアを展示。南極観測の意義とダイナミックさを実感できる、科学ファン必見のエリアです。
ブリザードを体験!
南極のブリザードは、強い風と舞い上がった雪で視界が急激に奪われる、極地特有の気象現象です。
地表の雪が巻き上がるため、たとえ雪が降っていなくても周囲は真っ白になり、目の前の目印さえ見えなくなる“ホワイトアウト”に近い状態が発生します。
風速や視界不良の度合いによって A・B・C 級に分類され、強いブリザードは観測隊の行動を止めなければならないほど危険です。南極で建物同士を結ぶロープをたどって移動するのは、この視界不良の中で安全を確保するための知恵でもあります。
本展では、この過酷な自然を安全に体感できるよう、強風と視界不良をそれぞれに分けて再現。観測隊がどんな環境で研究を続けているのか──その一端を自分の体で確かめられる、本展ならではの体験です。
南極は隕石天国?!本物の隕石にさわれる!持てる!
“隕石採集の聖地”と呼ばれる南極で見つかった、本物の南極隕石を展示します。
南極では白い氷上に黒い隕石が露出するため発見しやすく、氷河の移動によって長年かけて一か所に集まるため、国際隕石学会に登録されている隕石の約60%が採取されているという、驚くべき数字につながっています。日本の観測隊も1969年以降に約17,400個もの隕石を採取してきました。
本展ではその中から厳選した30点以上の実物サンプルを公開。
手でさわれる・持てる鉄隕石や、月・火星から飛来したと考えられる希少隕石も登場します。さらに、大阪・関西万博で展示され話題を呼んだ「さわれる火星隕石(スライス)」の実物も展示。南極と宇宙がつながる、知的好奇心を刺激するエリアです。
南極の生き物
南極の厳しい環境で暮らすペンギンやアザラシの生態を、間近で見られる標本展示や観察ドームを通して立体的に観察できるエリアです。
あわせて紹介する「ペンギンセンサス」は、営巣地でペンギンの数を毎年記録し、繁殖や個体数の変化を追う長期調査。観測隊が実際に行っている重要なモニタリングで、南極の生態系の“今”を知る手がかりとなっています。
展示では、その調査方法をわかりやすく体験でき、生き物たちの世界をより深く理解できます。



